Last Updated on 2026年1月28日 by 美容おじさん
その唇、「天ぷら食べた?」と思われていませんか?
みなさん、こんにちは。おじさんです。
乾燥する季節、ふと鏡を見たときに自分の唇を見てギョッとしたことはありませんか?
白く皮が浮き上がり、ひどい時には亀裂が入って血が滲んでいる……。
そんな「荒野」のような唇を。
「これはいかん、不潔に見える」
そう思って、慌てて奥さんや娘さんのリップクリームを借りたり、コンビニで目についた「高保湿」と書かれたものを買って塗りたくったりする。
そして意気揚々と会議に出席するわけですが、そこで周囲から奇妙な視線を感じるのです。
- 「あれ、部長……お昼に天ぷらでも食べました?」
- 「なんだか口元がギラギラしてるな……」
そう、これこそが我々40代男性が陥りやすい「リップクリームのジレンマ」です。
何も塗らないと、カサカサで皮が剥けて「不潔」に見える。
かといってケアをすると、油分でテカテカになり「脂ぎったおじさん」あるいは「化粧をしているような違和感」を与えてしまう。
あちらを立てればこちらが立たず。
「一体どうすればいいんだ!」と頭を抱えたくなる気持ち、痛いほど分かります。
しかし、断言します。
ビジネスマンの唇に必要なのは、過剰な「潤い」や「ツヤ」ではありません。
必要なのは、「質感(マットさ)」です。
塗っていることが誰にもバレず、しかしカサつきだけは見事に消し去る。
そんな「ステルス性能」の高いリップクリームを選ぶだけで、あなたの清潔感は劇的に向上します。
今回は、テカテカの天ぷら唇を卒業し、涼しい顔で商談をまとめるための「男性専用リップ」の選び方と哲学について解説します。
なぜ会議中に「カサカサ唇」が致命的なのか?視線の心理学
「たかが唇の乾燥くらいで、大げさな」 そう思うかもしれません。
しかし、ビジネスの現場において、口元のコンディションはあなたの評価に直結します。
口元は「第二の目」である
人は会話をする時、相手のどこを見ているでしょうか。
基本的には「目」を見て話します。
しかし、ずっと目を見続けるのは疲れるため、視線は無意識に顔の下半分、特に「動いている部分」へと移動します。
つまり、「口元」です。
特に最近定着したオンライン会議やWeb商談では、高画質のカメラが顔の細部までを鮮明に映し出します。
画面越しに見る相手の顔は、対面よりも「注視」されやすい傾向にあります。
あなたが熱心にプレゼンをすればするほど、相手の視線は、激しく動くあなたの唇に釘付けになっているのです。
皮剥け=「生活の乱れ」という烙印
その注視されている唇が、もしガサガサに荒れていて、皮がめくれていたらどう映るでしょうか。
残念ながら、相手の脳内では無意識にネガティブな連想ゲームが始まります。 唇の荒れは、単なる乾燥だけでなく、体調不良のサインとしても認識されやすい部位です。
- 「白く皮が浮いている」→「水分不足・脱水」
- 「端が切れている」→「栄養不足・ビタミン不足」
- 「血が滲んでいる」→「疲労困憊・寝不足」
つまり、カサカサの唇は、
- 「自己管理ができていない」
- 「生活が乱れている」
- 「余裕がない」
という情報を、ノンバーバル(非言語)で強烈に発信してしまっているのです。
どれだけ論理的で素晴らしい提案をしていても、口元から漂う「疲労感」や「不潔感」がノイズとなり、説得力を削いでしまいます。
結論:メイクではなく「マイナスをゼロにする作業」
男性がリップクリームを塗ることに抵抗があるのは、「化粧をしている」という感覚があるからかもしれません。
しかし、大人の男性におけるリップケアは、女性のような「プラス(美しく見せる)」のメイクではありません。
ヒゲを剃る、寝癖を直す、鼻毛を切るのと同じ。
「不潔(マイナス)」の状態を「清潔(ゼロ)」に戻すための、最低限の身だしなみなのです。
失敗しない選び方。「高保湿」の罠と「マット」の正義
では、どのようなリップクリームを選べば良いのでしょうか。
ここでの選択ミスが、あの「天ぷら唇」の悲劇を招きます。
ドラッグストアには数百種類のリップが並んでいますが、その9割は私たちおじさんにとって「地雷」です。
やってはいけないNGな選び方
- 「高保湿・ツヤ・ぷるぷる」タイプ 女性用のリップや、安価な薬用リップの多くは、このタイプです。 女性にとって唇の「ツヤ」は美しさの象徴ですが、おじさんにとってはただの「油汚れ」にしか見えません。 保湿力が高いものほど油分が多く、塗った瞬間に照明を反射してピカピカと光り輝いてしまいます。ビジネスシーンでは完全に逆効果です。
- 「香り付き(ミント・バニラ・フルーツ)」 「スースーして気持ちいいから」と強烈なメントール配合のものを選んでいませんか? 食事の席で香りが邪魔をするのはもちろんですが、マスクの中で自分の吐く息と混ざり合い、不快なニオイの原因になることもあります。 ビジネスにおいては「無臭」こそが正義です。
正解の基準:探すべきは「マット(ツヤ消し)」
私たちが探すべきリップクリームの条件は、以下の3点に集約されます。
1. マット(ツヤなし)処方であること これが絶対条件です。 パッケージに「マット」「テカらない」「男性用」と明記されているものを選んでください。 これらの製品には、光を反射しないパウダー成分などが配合されており、潤いを与えつつも表面はサラサラとした質感を保つことができます。 「塗っていることがバレない」ことこそが、男性用リップの最高品質です。

2. 硬めのテクスチャであること 柔らかいリップクリームは、体温で溶けてベッタリと厚塗りになりがちです。 厚く塗れば塗るほど、テカリの原因になります。 スティック自体が硬めのものを選べば、薄く均一に塗ることができ、自然な仕上がりになります。
3. スティック型・無香料であること 指で塗る「ジャータイプ(缶入り)」や、チューブタイプは避けましょう。 会議前や移動中に、ポケットからサッと取り出して、片手でスマートに塗れる「スティック型」一択です。 そして当然、無香料であること。 塗った瞬間に「あ、何か塗ったな」と匂いで気づかれるリスクを排除しましょう。
さあ、この基準を満たした「選ばれしリップ」を手に入れることで、あなたのビジネスバッグの中身はアップデートされます。
次は、具体的におすすめのアイテムを見ていきましょう。
デスクに常備すべき「バレないリップ」厳選3本
「基準は分かった。でも、ドラッグストアで成分表示とにらめっこするのは面倒だ」
そんな多忙なビジネスマンのために、私が実際に試し、「これは使える(=バレない)」と確信した3本を厳選しました。
価格帯も特徴も異なります。
あなたの現在の悩みや、かけられる予算に合わせて、運命の一本を選んでください。
① キールズ「フェイシャル フュール リップ バーム フォー メン」
【特徴】マットリップの最高峰。デキる男のポケットにはこれがある
もしあなたが、
- 「多少高くてもいいから、絶対に失敗したくない」
- 「最高品質のものを持ちたい」
と考えるタイプなら、迷わずこれを選んでください。
ニューヨーク発のドクターズコスメブランド「Kiehl’s(キールズ)」が、男性のためだけに開発した傑作です。
このリップの凄いところは、「保湿力」と「マットな質感」という、本来矛盾する要素を完璧に両立させている点です。
「スクワラン」や「シアバター」といった高保湿成分をたっぷり配合しているにもかかわらず、唇に塗った瞬間、驚くほどサラサラになります。
光を反射しないマットな仕上がりは、塗っている本人でさえ「あれ、塗ったっけ?」と確認したくなるほど自然です。
パッケージも、洗練されたダークグレーのシンプルなデザイン。
会議中にスーツの内ポケットから取り出しても、化粧品らしくは見えず、まるで高級な万年筆やガジェットのような知的な印象を与えます。
1本1,000円以上とリップにしては高価ですが、その投資効果は間違いなくあります。
② UNO(ウーノ)「オールインワンリップクリエイター」
【特徴】顔色の悪さに悩むおじさんへ。血色を操る魔法のスティック
- 「最近、鏡を見ると顔色が悪い」
- 「唇が紫っぽく沈んでいて、不健康に見える」
そんな悩みを持つ40代男性におすすめなのが、資生堂UNOのこの一本です。
このリップ、蓋を開けると驚きます。
中身が「グレー(灰色)」なのです。
「えっ、これを塗るの?」と躊躇しますが、安心してください。
唇に塗ると、水分量に反応して「自然な血色ピンク」に色が変化するのです。
口紅のような鮮やかな赤ではなく、あくまで「健康的な血色感」を取り戻すレベルの発色です。
唇の色が明るくなるだけで、顔全体の印象がパッと明るくなり、若々しくエネルギッシュに見えます。
もちろん、質感は男性用に調整されたマット処方。
「保湿」だけでなく「見た目の印象アップ」まで狙いたい、戦略的なビジネスマンに最適です。
③ ニベアメン「リップケア モイスト(無香料)」
【特徴】コンビニで買える安心感。コスパ重視のエントリーモデル
- 「まずは手頃なものから始めたい」
- 「出張先で忘れたので今すぐ買いたい」
そんな時は、迷わずニベアメンを選んでください。
青いパッケージでおなじみのニベアですが、男性用(MEN)は中身が全く別物です。
女性用が「ツヤ・高保湿」重視なのに対し、男性用は「ベタつき防止・ノンオイリー」を重視して作られています。
そのため、たっぷりと塗ってもテカりが少なく、唇にピタッと密着して長時間潤いをキープしてくれます。
ドラッグストアやコンビニのどこでも手に入り、価格もワンコイン以下。
自宅用、会社用、カバン用と複数買いして、あらゆる場所に常備しておくのも賢い選択です。
【実践編】テカらせないための「縦塗り」テクニック
良い道具を手に入れても、使い方が間違っていては意味がありません。
特に男性に多いのが、スティックを唇に押し付け、「横にグリグリと往復させて塗る」やり方です。
実はこれ、唇を荒らす原因であり、かつテカリを助長する最悪の塗り方なのです。
横に塗るな、縦に塗れ
鏡で自分の唇をよーく見てください。
シワはどちらの方向に入っていますか?
そう、「縦(たて)」に入っていますよね。
唇の繊維は縦方向に走っています。
それに対して「横」にグリグリとリップを動かすのは、洗濯板に逆らってこするようなもの。
摩擦でデリケートな皮膚を傷つけ、荒れを悪化させてしまいます。
さらに、横塗りではシワの奥まで成分が届かず、表面にだけ油分が乗っかってしまうため、結果として「表面だけがテカテカ光る」という現象が起きるのです。

正解は「ポンポン塗り」か「縦塗り」
テカらせず、かつ奥まで潤すための正しい塗り方は以下の2つです。
- ポンポン塗り(スタンプ塗り) スティックの断面を唇に垂直に当て、ポン、ポン、と優しくスタンプを押すように馴染ませていく方法です。摩擦がゼロで、必要最低限の量だけがつくため、最もマットに仕上がります。
- 縦塗り シワの方向に沿って、上から下へ、あるいは下から上へと、スティックを縦に動かす方法です。シワの奥まで成分が浸透し、内側からふっくらと潤います。
「会議の直前だから、絶対にテカらせたくない!」
そんな時は、迷わず「ポンポン塗り」を実践してください。
最終奥義:ティッシュオフのひと手間
「あ、力を入れすぎて塗りすぎてしまった……」
そんな時も焦る必要はありません。
ティッシュを一枚取り出し、唇に軽く押し当てて(こすらずに)、優しくオフしてください。
余分な表面の油分だけが取れ、唇の角質層に浸透した潤い成分だけが残ります。
この状態こそが、ビジネスにおける「理想のマットリップ」の完成形です。
プロのメイクアップアーティストも実践するこのひと手間で、あなたの口元は完璧に整います。
結論:口元が整うと、言葉に説得力が宿る
カサカサで皮がめくれた唇。
テカテカで脂ぎった唇。
どちらも、あなたのビジネスにおいては「ノイズ(雑音)」でしかありません。
あなたが本来伝えるべき「言葉」や「情熱」を、相手に真っ直ぐ届けるためには、このノイズを取り除く必要があります。
そのための最強の武器が、今回紹介した「マットなリップクリーム」です。
それは決して、自分を美しく見せるための化粧品ではありません。
あなたの発言を邪魔せず、ひっそりとサポートしてくれる、優秀な「黒子(くろこ)」のような存在です。
【アクションプラン】
- 今使っている「高保湿」や「メントール強め」のリップは、自宅の洗面所に置き、寝る前専用にしてください。
- 明日、会社に行く前にドラッグストアかネットで、「キールズ」か「UNO」、あるいは「ニベアメン」を一本購入してください。
- それをスーツの内ポケット、あるいはデスクのペン立てに常備し、「乾燥したな」と感じる前に、サッと一塗りする習慣をつけてください。
潤っているけれど、誰にも気づかれない。
そんな整った口元で発せられる言葉には、きっと今まで以上の「説得力」と「自信」が宿るはずです。
さあ、天ぷら唇を卒業し、涼しい顔で次の会議に向かいましょう。


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